
目薬ドラッグ「レッド・アイ」の取引に、木星の衛星カリストへ向かうビシャス。その頃、ビバップ号の金庫の中身を持ち逃げしたフェイを追っていたスパイクたちは、ジュリアという名前にぶち当たる。女の名に顔色を変えたスパイクは、ジェットの制止を振り切りカリストに向かう。その頃、フェイはグレンと名乗る不思議な青年に出会っていた……。

ビシャスと再会したスパイクは、かつての弟分リンの銃撃の前に倒れ、グレンはフェイにビシャスとの壮絶な過去を告げる。そして、グレンはビシャスに復讐するため罠を仕掛ける。そこに復活したスパイクも加わり、ビシャス、グレン、スパイクによる三つ巴の空中戦が始まった! 名曲「SPACE LION」が流れるエンディングが渋くて超カッコ良いぞ!

次々と起こる位相差空間ゲートのハッキング事件。スパイクたちもその実行犯は捕えるものの、彼らを操る首謀者の姿が見えてこない。唯一の手がかりは実行犯が持っていたチェスの駒のみであった。だが、その駒の仕掛けに気付いたエドは、チェスのネット対戦を始め、黒幕の“チェスマスター・ヘックス”の存在を突き止める。果たして、その正体とは?

ある日、フェイはアインに自分の過去のことを呟く。三年前にコールドスリープから目覚めたフェイ。だが、フェイはコールドスリープ以前の記憶を失っていた。その上、手術代など合わせて三億ウーロンの借金も背負ってしまう。そんなフェイを支えていたのが担当の弁護士ウィットニーだった……。フェイの秘められた過去が垣間見られるエピソード!

冥王星へ向かう囚人輸送宇宙船の内部で、囚人たちによる反乱が発生した。その中には、昔、ジェットの左腕を奪った殺し屋ウダイがいた。かつての同僚ファドからその情報を聞いたジェットは、ファドと共に包囲網を突破して行方不明となった宇宙船の追跡を開始するが……。ジェットが“ブラック・ドッグ”と呼ばれていた警官時代の過去が描かれる。